原発事故被災者手記
馨(けい)の放射戦記

4人の子供と母親の原発事故との戦いの記録

馨(けい)の放射戦記一覧

No. タイトル 日付 内容の一部
16

震災から丸2年の今

2013.03.06 自己満足なのかと思われたらそれまでですが、未来の人々を守ってゆくには、この国の社会問題や環境問題に対し、黙認も含め作り上げて来た大人達が目を背けずに考えていかなければならない当然の義務ではないかと思うのです。
15

2012年の夏

2012.08.25 思考停止状態だった。続けていたことがピタリと止まった。やるべきことが色々あるのに。気持ちを駆り立てる課題が山積みなのに。でも、何にもしたくなかった。気持ちが起きなかった。 疲れていた。
14

出来ることを続ける

2012.06.09 福島の女たちの一人のお母さんの「原発は止まったのではない、私達が止めたんだ」と言う言葉には、大きな意味があると思っています。一人一人が「止めるぞ」と考え行動すればできるんだと、これから先行動する人々にも伝えたいと言う思いがある気がします。
13

家族・娘に対する想い

2012.05.15 娘は、もしも奇形児が生まれても、ママには迷惑かけないからと言いました。娘にそんな言葉を言わせるなんて、考えたことも無かったので、言葉が見つかりませんでした。今でも思い出すと胸が苦しくなって息が詰まります。
12

今まで生かされてきたという「気付き」

2012.04.25 これからの世代の人達にはもう謝るしかありませんが、これからが本当に大変です。姿勢を変え、考え、気付くことを、大人が責任を持ってしてください。子ども達はそれをしっかり見ています。
11

無知だった私が避難を決めた理由

2012.04.19 避難したから安心なわけがないんです。本当は誰でも自分のうちにいたいですよ。だけど避難する理由があるから避難するんです。しなくちゃいけないからしているんです。
10

忘れないで、今この瞬間も被曝し続ける人々がいることを

2012.04.05 この課題をやりきれば官僚冥利に尽きると細野大臣は言い切りました。本当にこの山積みの課題をやりきりたいのなら、官僚達も政治家も、今すぐ直ちに福島に行くべきです。そして福島のその現地で、これからのことを考えていくべきです。県民はみんな思っています。
09

県外や世界の人達と福島県民との認識の違い

2012.03.22 野田総理は、原発はもう落ち着いたと言う「嘘」を世界に伝えました。野田総理は、何を根拠にそんな発表をしたのでしょうか。福島県民は誰も落ち着いてなどいません。
08

放射線測定・・・避難より保養を選択していた理由

2012.03.16 染み込むアスファルトは放射性物質が隙間から入り込んでしまい(線量が)土壌より高い場所もあり、水で流しても残りました。しかし、水で洗い流した放射性物質は、流れた場所に留まる事も解りました。 つまり、「消えることがない」のです。
07

国民みんなが知らなければならない現実

2012.03.07 「周りが皆そうしているから」という集団行動が、未来の子ども達を犠牲にするかもしれないのです。
悪いと思いながらも黙っている大人がそうしているんです。事実を知ったら、その人一人一人から声をあげていくべきです。
06

もしもネットがなかったら

2012.03.01 いつの間にか放射線は「当たり前」に受け止めるほかなくなっていました。法律上放射線管理区域と言われるところで、本当はそこに子どもがいること自体ありえないことなのに、それを知らされずに、普通の生活をさせられているのです。
05

仕事に集中できなくなった私

2012.02.23 避難指示を大きく出せばパニックになる、お金も掛かる、なるだけ避難せずに済ませる方法を考え、なるだけ被害を小さく見せて、国民に不安を与えないように「安全だ、大丈夫だ」と言い続け、知っている人だけが避難し、何も知らない国民はそうやって犠牲になるのです。
04

無用な被曝を与える政府

2012.02.17 「あなた、ぼろのストッキング1枚でいいから持ってない?あれば貰えないかな、大家族で身一つで逃げてきて、とても寒くて、靴下も履いているのを脱いで洗って車のボンネットの上で干してまた履いているの」
03

判っているはずなのに

2012.02.09 しかし国は高い暫定基準値を掲げたまま、何も知らない県民に米を作らせました。この米はどうなるか。暫定基準以下なら、何の問題もなく出荷されるのです。それは全国に流出し、何もなかったかのように売られます
02

放射能が拡散して始まった戦い

2012.02.02 こんな状況だから、我慢したくない人は、必要以上に考えなくなり、「温度差」が生まれてくるのです。考えれば仕事や生活に支障をきたすからです。 でもわかっていたって仕方なく生活する方を選んでしまうのです。騙されているとわかっていながらも。
01

2011年3月11日午後2時46分

2012.01.26 それからすぐでした。線量が0.6μSv/h(3ヶ月で1.3mSv)を超える危険がある場合は放射線管理区域で、18歳未満はそこにいてはいけないことが、法律で決まっていることを知ったのは。

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